AI検索は日本でどれだけ使われている?最新データまとめ

日本で「生成AIを使ったことがある」人は26.7%。前年度の9.1%から、1年で約3倍に増えています(総務省「令和7年版 情報通信白書」・2024年度調査)。まだ少数派ではあるものの、世界ではChatGPTの利用者が週8億人(OpenAI発表・2025年10月)、Google AI Overviewsの利用者が月20億人(Alphabet社 2025年第2四半期決算)。日本のGoogle検索にも2024年8月からAIの答えが表示されており、「AI検索はまだ先の話」とは言いにくい段階に入っています。
- 公的データでわかる日本のAI利用の現在地(26.7%・1年で約3倍)
- 年代別・世界との比較でみる「いま使っているのは誰か」
- 美容サロンがこの数字をどう読むべきか(データの注意点つき)
01主要データ一覧——数字だけ先に知りたい方へ
まず、2026年7月時点で確認できる主要なデータを一覧にまとめます。本記事で使う数値は、官公庁の公表資料と、サービス提供元(当事者)の発表・決算資料のみです。出どころが曖昧な「〇%がAI検索を使っている」という数字は使いません。
| データ | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 日本で生成AIを使ったことがある人 | 26.7%(前年度9.1%・約3倍) | 総務省「令和7年版 情報通信白書」(2024年度調査) |
| 同・20代に限った割合 | 44.7% | 同上 |
| ChatGPTの利用者 | 週8億人 | OpenAI発表(2025年10月) |
| Google AI Overviewsの利用者 | 月20億人 | Alphabet社 2025年第2四半期決算 |
| AI Overviewsの日本提供開始 | 2024年8月 | Google発表 |
| 従来型検索の利用の見通し | 2026年までに25%減少という予測 | Gartner, Inc.(2024年2月) |
※各数値は調査時点・発表時点のものです。調査ごとに定義や対象が異なるため、数値同士の単純比較はできません(詳しくは注意点3つで解説します)。
02日本の公的データ:26.7%の中身を見る
日本の現在地を測るうえで最も信頼できるのが、総務省が毎年公表している「情報通信白書」です。2025年7月公表の令和7年版によると、「生成AIを使ったことがある」と答えた人は26.7%。前年度調査の9.1%から、1年で約3倍に増えました。
注目すべきは年代差です。
| 年代 | 生成AIを使ったことがある人の割合 |
|---|---|
| 20代 | 44.7%(全年代で最多) |
| 30代 | 23.8% |
| 40代 | 29.6% |
| 50代 | 19.9% |
| 60代 | 15.5% |
20代では、すでに2人に1人に近い割合が生成AIを使った経験を持っています。一方で「利用しない理由」は「生活や業務に必要ない」が4割超で最多、「使い方がわからない」も4割近くありました。つまり日本全体では「まだ使っていない人が多数派、ただし若い世代から急速に浸透中」というのが正確な現在地です。
国際比較では、中国81.2%・米国68.8%・ドイツ59.2%と、日本の26.7%は主要国の中で低い水準にとどまります。また企業側では、生成AIを業務で活用する方針(積極的に活用+領域を限定して活用)を掲げる企業が49.7%と、前年度の42.7%から増えています(いずれも同白書)。
※この26.7%は「生成AIサービス全般の利用経験」の数字であり、「AI検索の利用率」そのものではありません。この違いは後述の注意点で扱います。
03世界のデータ:ChatGPT週8億人・AI Overviews月20億人
世界に目を向けると、規模感が変わります。ChatGPTの利用者は週8億人(OpenAI発表・2025年10月)。Google検索の上部にAIの答えを表示する「AI Overviews」の利用者は月20億人(Alphabet社 2025年第2四半期決算)に達しています。
ここで見落とされがちなのが、AI Overviewsは「自分からAIを使いにいく人」だけのものではないという点です。日本でも2024年8月から提供が始まっており、いつものGoogle検索をしただけで、検索結果の最上部にAIがまとめた答えが表示されることがあります。「AIを使ったことがある」と自覚していない人も、受け身のかたちでAIの答えに触れ始めているのです。
さらに、従来型検索の利用は2026年までに25%減少するという予測もあります(Gartner, Inc.・2024年2月)。予測はあくまで予測ですが、「検索エンジンの結果一覧だけを見て店を選ぶ」行動が少しずつ置き換わっていく方向性は、複数のデータが同じ向きを指しています。

04美容サロンにとって、この数字は何を意味するか?
サロン経営の視点でこのデータを読むと、重要なのは平均値の26.7%ではありません。主要客層の数字です。エステ・脱毛・ネイルなどの新規客の中心である20代の利用経験は44.7%と全年代で最も高く、来店前の「調べる」行動が変わり始めているのはまさにこの層です。
何から手をつけるべきかは、柱記事の美容サロンのAEO対策 完全ガイドで全体像をまとめています。また、Google検索のAIの答えがどういう仕組みで情報源を選んでいるかはGoogle AI Overviewsに表示されるには?で詳しく解説しています。
30秒ミニ診断:あなたのサロン、AIに見つかる状態?
「はい/いいえ」で答えるだけ(全3問・その場で結果)
Q1 / 3
Googleビジネスプロフィールに、最新のメニューと料金を載せている
ホームページに「よくある質問(FAQ)」のページがある
Googleの口コミに、定期的に返信している
05データを読むときの注意点3つ
最後に、この種の数字を集客判断に使うときの注意点を3つだけ挙げておきます。ここを飛ばすと、数字の意味を取り違えます。
- 「生成AIの利用率」と「AI検索の利用率」は同じではない
総務省調査の26.7%は、文章作成なども含む生成AIサービス全般の利用経験です。「AI検索だけ」を切り出した公的統計はまだ限られており、本記事でも両者を区別して書いています。 - 調査ごとに定義・対象・時点が異なる
「週8億人(ChatGPT・世界)」と「26.7%(日本・利用経験)」は、母数も聞き方も違う数字です。並べて眺めることはできても、足したり割ったりして「日本のAI検索シェアは〇%」と言うことはできません。 - 数値は更新される
本記事の数値は2026年7月時点で確認できた公表資料に基づきます。情報通信白書は毎年更新され、各社の利用者数も発表のたびに変わるため、意思決定の際は最新の一次資料の確認をおすすめします。
※本記事は公表データの整理であり、特定の効果・集客成果を保証するものではありません。AI検索の挙動は各社のアルゴリズムに依存します。
FAQよくある質問
Q.日本でAI検索を使っている人はどのくらいいますか?
「AI検索だけ」を切り出した公的な利用率統計はまだ限られています。参考になる公的データとして、総務省「令和7年版 情報通信白書」では、生成AIを使ったことがある人は26.7%(2024年度調査)で、前年度の9.1%から約3倍に増えました。年代差が大きく、20代では44.7%に達しています。
Q.AI検索の利用は今後も増えますか?
将来の数値を断定することはできません。ただし、日本の生成AI利用経験が1年で約3倍に増えたこと(総務省調査)、世界ではChatGPTの利用者が週8億人・Google AI Overviewsの利用者が月20億人に達していること、従来型検索の利用が2026年までに25%減少するという予測(Gartner, Inc.・2024年2月)があることから、増加を前提に備える見方が一般的です。
Q.利用率がまだ3割弱なら、美容サロンのAEO対策は急がなくてもいいのでは?
急がない選択肢もありますが、3つの理由から早めの準備をおすすめします。①AIの答えには「2ページ目」がなく、答えに入る枠は先に整備した店から埋まりやすいこと、②情報整備からAIの回答への反映までは時間がかかること、③サロンの主要客層である20代の利用率(44.7%)が全年代で最も高いこと。なお、対策をしても引用・表示が保証されるわけではありません。
サロン名・地域・メニューをお送りいただければ、AI検索での見え方と「最初に直すべき場所」を無料の初回レポートにしてお渡しします。診断だけのご相談もOK・営業電話はいたしません。
